どうも、あるかりです。
准看護師から看護師になるためには必ず、看護学校に行く必要があります。
今から看護学校に行こうか迷っている准看護師の人に向けて、学校の種類とメリット・デメリットをお話しします。
全日制の看護学校
全日制の看護学校は１日5～8時間（9時から１７時）週5日学校に通い、勉強をする学校です。
看護学校の多くはこの全日制です。
学習期間は2年間です。
受験要項は「准看護師資格を有していること」※中学校卒業の場合は実務経験3年以上
全日制のメリット
- 学習期間は2年間
- 学習時間が確立されており、勉強に集中しやすい
- 学校内の図書館の利用しやすい
- 放課後に教員へ質問することができる
- 国家試験対策が多く行われる
全日制のデメリット
- 学費が高額なところが多い
- 平日の日中は学校のため、夜間と土日のバイト以外で働くことは難しい
- 課題や実習レポートが多い
全日制の看護学校に通う場合は、日中に仕事をすることが出来ないため、働くのは夕方に限られますが、学校の課題が多くあると、バイトをたくさん入れるのも現実的ではないと考えます。
現在仕事をしていない人、土日の勤務でよい職場に勤めている人、金銭的なゆとりのある人は全日制の看護学校をオススメします。
確実に勉強時間の確保ができますし、実習病院が決まっている、国家試験対策の模試が多く行われるので、国家試験合格率も比較的高いです。
定時制の看護学校
定時制の学校とは昼または夜間に通学授業を行う学校を指します。
学習期間は3年間。1年2年生は座学を中心に行い、3年生になると実習がメインになります。
定時制の昼間13時から16時ごろまで授業を行い、夜間は18時から21時くらいまでの授業を行います。
受験要項は「准看護師資格を有すること」※中学校卒業の場合は実務経験3年以上
定時制のメリット
- 授業の開始時間が遅いため、昼間は夕方から働きやすく、夜間は午前中の働くことが出来る
- 学習時間が確立されており、勉強に集中しやすい。
- 学校内の図書館の利用がしやすい
定時制のデメリット
- 働きながら勉強をする。この両立が非常に大変
- 3年生になると実習がメインとなるため、3年時には働くことが困難になる
- 実習期間が長く、課題やレポートが多い
授業の開始時間が全日制に比べて遅いため、午前中に仕事をしたり、フリーな時間を確保することができますが、学習期間が3年と全日制や通信制に比べると1年長いです。
お住いの近くに定時制の看護学校が近くにあれば、選択の1つに入れてみても良いと思います。
通信制の看護学校
インターネットを使い、配信される授業を視聴する形で勉強を進めます。
全日制や定時制のように毎日の通学はありません。
学習期間は2年間です。
ただし、定期的に対面授業は行われるため、まったく通学しなくていいという事はなく、その期間は学校によって違うため、入学する学校のオープンスクールや資料請求を行い、調べる必要があります。
受験要項は「准看護師資格を有し、実務経験7年以上であること」
通信制のメリット
- 学習期間は2年間
- 比較的学費は安い
- 入学試験が小論文等が多く、比較的入学しやすい
- 学校に毎日通学する必要がないため、仕事を続けながら勉強ができる
- 病院実習の日数が、各科目2日間と少ない
通信制にデメリット
- 配信授業を受けるにはネット環境・パソコンが必須
- 課題やレポートの数が非常に多い
- レポート作成にWordで文字を打つ最低限のスキルが必須
- 紙上事例のレポート作成と、配信授業の視聴を同時進行で進める必要がある
- 国家試験対策の勉強が、生徒に任されている部分がある（模試を受けるか否かなど）
- 遠方の学校だと、通学に時間がかかり、交通費・宿泊費が必要となる
全日制や定時制の看護学校に比べたら、時間の制約がないため、仕事を辞めずに勉強をすることが出来ますが、これを大きなメリットと取ることは少し早計です。
仕事と勉強の両立は非常に難しく、通信制看護学校に入学した人の多くは、この両立が出来なくなり、退学するといった結果になんている人が多々いるのです。
国家試験の合格率は全日制の看護学校に比べると低いですが、これは個人の勉強の状況に大きく左右されます。
まとめ・余談
全日制、定時制、通信制と准看護師から看護師資格を取得するための学校の種類は様々で、今後のキャリア形成において看護学校の選択は非常に大切なものとなります。
どの学校に行くにもメリット、デメリットはあります。
自身のライフスタイルや金銭的ゆとりと相談し、慎重に学校選択をしてください。
余談ですが、私は18歳の時に准看護師資格を取得し、全日制の看護学校に入学しておりますが、留年した後に退学をしております。
その後は准看護師として働き、通信制の看護学校に入学し、第109回看護師国家試験に合格しました。
こんな私が合格したのですから、アナタなら大丈夫です。
挫折をしても、頑張れば必ずうまくいく。
キャリアに迷ったなら、諦めずにチャレンジしていきましょう。
では、また。
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