通信制看護学校について

どうも、あるかりです。

准看護師から正看護師へ確実にキャリアアップすることができる学校選択ということで……

私が通った通信制看護学校についてお話します。

通信制看護学校とは

通信制看護学校とは、看護師学校養成所2年課程通信制をさし、准看護師が看護師になるために2004年度から始まった通信制の教育です。

どんな人が入学できるの?

准看護師資格を使用しての就職をし、経験年数が7年以上の准看護師が対象です。(2018年から経験年数が7年に短縮されました。)

病院だけではなく、介護施設で准看護師として従事していても問題はありません。転職をしていて、病院に2年、施設に5年務めた人でも就業証明書を務めた職場に記載してもらえれば問題はありません。

仮に前職場がなくなっていたとしても、被保険者記録照会回答票を年金事務所に申請すれば大丈夫です。

どういう風に勉強をするの?

基本的にはPC(パソコン)を用いて配信されている授業を受けます。科目それぞれに時間が設定されており、規定された時間の授業を視聴する形になります。

なのでPCがないと、授業を受けることができません

また、対面授業もあり、学校の規定にもよると思いますが、2~3か月に数日間学校に行き、授業を受けることもあります。(私の通った通信制看護学校には対面授業が設けられておりました。)

各科目の授業を受けながら、学校から届く資料を読み紙上事例(紙上にまとめられた患者の情報を読み、看護計画の立案を行う)を行う。大まかな勉強はこの流れになると思います。

実習は?

実習はありますが、基本的には病院や施設の見学実習となります。

調べてみたところ、連続して2日間の見学実習を行います。

私の通った学校でも、各科目の見学実習は2日間ありました。

実習先は学校側が手配をしてくれて、大体は地元の病院が実習先となりますが、数科目ほど県外の病院に行くこともありました。

たった2日間で楽じゃないかと思う方もいると思いますが、実習先に行くのは大体1人です。

実習先には引率の先生などはほぼいないと思ってください。(学校にもよりますが)

実習目標を自分1人で立て実習先への挨拶も何もかも基本的には1人で行わなければなりません。(同じ県内に同級生がいる場合、2人で病院で実習を行った人もいるそうです)

実習先にも失礼がないようにしないといけません。

実習後のレポート作成もありますが、これも誰にも相談することはできません。レポート作成後に実習担当の看護師に評価してもらい、その結果を知ることもできないまま、レポートは学校に送られます。

実習の合否を知ることのないまま、授業を受けながら結果を待つこととなります。

通信制看護学校の良いところ、悪いところ

通信制看護学校の良いところは……

全日制の看護学校よりも授業料が安いところが多い。

・働きながら、無理のないペースで勉強することができる。

・数少ない対面授業の間に友達ができれば、相談や愚痴の言い合いができる。(入学している生徒のほとんどが30代以上で、経験豊富な人が多いので、アドバイスがいただけることが多くありました。)

レポート作成を行う中で、PCを扱うスキルがある程度身につく。

通信制看護学校の悪いところ……

PCがないと授業を受けることが出来ない

ワードで最低限文字を打つことが出来ないとレポート作成が行えない。

困ったことがあっても先生に相談しにくい。(メールで相談しても、対面ほどのレスポンスは無い。)

実習も授業も1人の戦いで、孤独感が強い。

・勤務先によっては休みの融通が利かず、授業や実習の休みを作るのに苦労をすることがある

国家試験を受ける人のほとんどは現役の看護学生(20代)で、プレッシャーが強い。

最後に……

通信制の看護学校は経験年数が達しており、難しい試験もなく入学することはできます

しかし卒業するまでは正直言ってハードルが高いと思います。

私の同級生も多くが半年で退学し、最後の国家試験に落ちた人もいました。

家庭や仕事との両立が難しい人にはかなり苦しいと思います。

しかし、それを見事乗り越え、国家試験に合格した暁には、看護師としての自信が一回りも二回りも大きくなった自分がいるはずです。

もちろん給料も多くなるでしょうし、転職の幅も広がります

准看護師で務める中で、自身のキャリアに不安があったり、今の給料に不満がある場合は、通信制看護学校に入学し、看護師国家資格を取得してみるのはいかがですか?

2年課程の通信制看護学校のホームページは日本看護協会のホームページ生涯学習支援の項目に一覧がありますので、ぜひ確認してみてください。

公益社団法人日本看護協会 | Japanese Nursing Association (nurse.or.jp)

では、また。

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